肌荒れとニキビは全く別の肌症状

肌荒れとニキビという言葉は混在して言われることが多く、ニキビが出来ていることを肌荒れと言ったりする事もあります。 しかし、肌荒れとニキビは全く違う言葉で、肌荒れとは文字通り肌が荒れている状態のことです。 肌荒れは表皮の一番外側の角質層が乾燥したり傷ついたりして荒れている状態を指し、そのことで肌に痒みが出たり、湿疹や炎症をおこしていたり、肌がカサカサ乾燥していたり、手触りがザラザラしていたりと様々な症状が現れます。 一方、ニキビは、皮脂の分泌過剰によって毛穴が詰まったり、詰まった毛穴の中でニキビ桿菌が繁殖して炎症をおこす等の肌症状のことを指します。

 

肌荒れをおこす部位

肌荒れとは、どの部分が荒れている状態なのでしょう? 一般的には、肌とは表皮の角質層の部分を指します。 表皮は、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層に大別されますが、角質層は厚さがわずか0.02mmしかありません。 この0.02mmの肌が、バリア機能や体温調節作用などの肌の正常な働きを担っているのです。 0.02mmの角質層が荒れた状態を肌荒れと呼びます。

 

肌荒れからニキビに発展することも多いです。

ニキビは、皮脂分泌の過剰によって出来ることが多いですから、乾燥肌とニキビは無縁のようにも思えますが、肌荒れで乾燥している肌にもニキビは出来やすくなります。 乾燥している肌でも傷ついている肌でも、肌荒れ状態では正常な肌の働きが失われてしまいます。 肌の正常な働きが失われると新陳代謝も正常に行われなくなりますし、雑菌の繁殖を抑制する免疫力も低下します。 思春期に皮脂の分泌が過剰になる肌だけではなく、肌荒れで肌の正常な働きが失われた肌にもニキビは出来やすいのです。

 

脂性だから肌荒れはしない?

日中に脂浮きしやすい肌の人は、ベタベタする皮脂が気になるために自分の肌荒れに気づいていないことがあります。 脂浮きとは、皮脂腺から分泌される皮脂が多い状態の肌です。 皮脂は皮脂腺から分泌されて肌の表面に出てくるのですが、肌(角質)が荒れた状態の上に皮脂が分泌されていることもあります。 実は肌荒れをおこしている肌なのに、その上を皮脂が覆ってしまっているために肌荒れに気づきにくいのです。 このような肌は、洗顔後に一時的に皮脂が取り除かれると、肌が突っ張ったり、カサカサしたりします。 あるいは、洗顔後にすぐに化粧水をつけてしまうから分からないという人も多いですが、そのような人は、洗顔後には肌が乾燥するために、無意識のうちにすぐに化粧水をつけようとしているのかも知れません。 また、Tゾーンは脂浮きするのにUゾーンは乾燥するという混合肌の場合にも、肌荒れをしている可能性が高いです。

 

なぜ肌荒れするのか

肌荒れをおこす要因はさまざまです。 薄い角質層を傷つけるようなことをしている外部的要因も考えられますし、自分の肌状態に合わないスキンケアを続けているために肌荒れをおこしていることもあります。テレビや雑誌で有名なニキビ用スキンケア商品をビリビリする刺激を我慢しながら使っている人もいるようです。また、これら外部的要因の他にも、乱れた食生活や睡眠不足などで健康な肌が生まれにくくなっている生活的要因の場合もあります。 それ以外にも体の状態によって肌付近への血流が低下していて、健康な肌を生むために必要な栄養素やホルモンが不足するために不健康な肌がつくられている場合もあります。 肌荒れがなかなか解消されずいつまでもニキビなどの肌トラブルを繰り返してしまう人は、自分の肌がなぜ正常な肌がつくられないのか見つめなおすことが、ニキビなどの肌トラブル解消のためには必要です。